2006年12月22日

エナン観戦記その5

〜Blue & Black〜

USO直後に行われたフェドカップ決勝戦は、心身の疲労を押しての出場となった。キムが手首の故障で欠場中だから、出ないわけにいかなかった。国別対抗戦とはいっても、実質エナン対イタリアのような決勝戦だ。意味ないよと思いつつ、エナンにとっては大きな意味があるはず。USOショックを払拭するためにも、ここは一発優勝を、とこちらもリキを入れる。
開催地はエナンの地元シャルルロワ。ITFのオフィシャルサイトにはライブスコアボードに加えライブラジオまであったので、つい聞いてしまう。ユーロスポーツのサイトにライブレポートもあったと思う。結局最後まで見届け、聞き届けてしまった。
夜中の2時ぐらいから始まった決戦のダブルスはエナンとフリプケンス。エナンが右膝に分厚くテーピングして登場したことを知る。ヤバイんじゃないかなあと思っていたら第1セットをゲット。会場が沸いたのなんの。しかしエナンの膝は第2セット終わったところで限界だった。
第3セット、自分のサーブでラブ40とされたところで、エナンはベンチによたよたと座り込む。テープを外してマッサージを受ける。膝の裏にボールを叩きつけられているような痛みがあったという。エナンのリタイアで決着。痛恨の、と言っていいだろう。スキアボーネ戦ですでに右膝に痛みがあったのだから、ふつうならその後試合ができるわけがないのだが、エナンは「No choiceだった」と明かす。完全に理解できる。もしもあそこでダブルスに出なかったら。エナンはいったいどれだけのバッシングを国内から受ける羽目になったことだろう。キムさえいてくれたら。しかしそのキムは応援席。エナンのリタイアを茫然とした目で見つめ、フリプケンスは泣いていた。最後の表彰式で、そんなフリプケンスに声をかけていたエナン。

おかげでエナンは秋のシーズンを棒に振った。なんでこうなるんだ!! またもエナンはとんでもない予想外のことをしでかしてくれた。USOで優勝を逃したとはいえ、エナンのテニスは最高だった。秋のシーズンでもポイントを稼いで、イヤーエンドナンバー1に向けて準備万端でチャンピオンシップに臨めたはず、なのに!

しかしエナン欠場のおかげで、チャンピオンシップは近年まれに見るエキサイティングな大会となった。WTAよ、エナンのおかげであるぞ。イヤーエンドナンバー1を狙うはエナン、シャラポア、モレスモの3人。実際にはモレスモのポイントがかなり低いので、エナンとシャラポアの争いに焦点は絞られた。ナンバー1絶対条件としては、エナンは決勝進出で確定、その場合シャラポワは優勝しないとナンバー1はない。そのシャラポアはチューリヒ、リンツと連勝し、圧倒的有利の下馬評をひっさげてマドリッド入りした。

→つづき
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2006年12月21日

UNESCO DEBUT

エナンはユネスコのスポーツチャンピオンに任命されると同時に、歌も出すみたいですよ。

タイトルはFighting anti-doping.^^

N_FrenchOpen1.jpg

WTAworldのエナンスレにポストされた写真です。
楽器、似合わないですねー。
場所はどうやらローランギャロスのスタジオの模様。



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2006年12月17日

エナン観戦記その4

〜Justine in Sky high blue〜

夏のアメリカのハードコートシーズンは、2003年を除けば優勝もなく、いつもパッとしない季節である。案の定、というか、エナンはウインブルドン後、フェドカップを欠場してまた物議を醸し、その後も膝が思わしくないということでサン・ディエゴとモントリオールを欠場してしまう。
私の中ではすでに「今年は終わった」感があった。今年はウインブルドンまでグランドスラム3回ともファイナルまで見られて浮かれまくった。だからウインブルドンのショックはあるし、前哨戦にも出られない状態なのだから、USOは軽く流して、ぐらいの気分になっていた。

ところが、ここでもエナンは大会直前のニューヘイブンで優勝してしまう。モントリオール欠場で、急遽出場を決めた大会だった。
このモントリオールの大会はティア1にもかかわらずトッププレーヤーの欠場が続出。WTAのラリー・スコットが危機感と「どうにかしろ」の批判に押されて、ツアーの見直し案を出す直接的きっかけになった大会として記憶に残る。
ニューヘイブンのセミとファイナルを、私はダウンロードしたビデオで見た。いつ見たのかよく覚えていないが、たぶんUSOが終わってからだった。
そのセミのクズ戦は、私にとってはAOシャラポア戦の次ぐらいの最高級品である。エナンが一皮むけていた。スーパーショットをいとも普通にバンバン打ち込み、バンバン返していた。ナイトマッチだったこの試合、まるで一夜限りの真夏の夜の夢のようだった。
この試合から、エナンのブルーは始まった。スカイブルーというのかカリビアンブルーというのか、普通にターコイズというのか、Justine's Bule。そして肩胛骨がウエアからくっきり浮いて見えるほど、エナンはフィットしていた。
USOもワウワウで初戦が見られたのが、そのブルーをまとったエナンのカッコよさとプレイのキレぶりに目を見張った。ハードコートのせいだろうか、フォアが強烈だし、スイングは速いし、ネットに詰める展開の速さはウインブルドン以上ではないか? こんなに鋭いフォアが打てる女子がいるか? エナンのテニスは異次元に突き進みつつある。この大会で私はそれをはっきりと知った。

3回戦の杉山戦はよかった。杉山が第1セットを14からひっくり返して取った時のワウワウの興奮といったら! 中立を心がけているワウワウは、バレーボールのどこかのバカな放送局のように騒ぐことはしない。しかし、解説と実況の隠しきれない期待感が沸々と伝わってきた。事実、杉山は素晴らしかった。エナンの速い球に脚がよくついていき、ライジングで返す返す。杉山がこれほど素晴らしいライジングを持っていたとは知らなかった。途中からエナンは何を焦ったのか、エラーを連発。長いラリーをモノにできず、そのうち早い段階でミスり出す。第2セットのはじめの3ゲームぐらいが一番面白い。第2ゲームをブレイクして、第3ゲームも40−0。しかしここからまさかのブレイクバックを許す。続く第3ゲームも0−40にしてからデュースに追いつかれる。本当にドキドキしたし、面白いラリーが続いた試合だったが、最後は杉山の脚がついていかなかった。

4回戦のイスラエルのペール戦は、まったく隙なし。エナンのプロモーションビデオのような試合は、61,60だっけか。

クオーターは予想通り期待通りのダベンポート戦。アメリカ勢最後の砦となった30歳のダベ。その表情から一発必勝の決意みたいなものが感じられた。肩は万全ではなかったかもしれない。しかしあの試合、ダベは全力でぶつかってきたと思う。エナン対ダベの総決算。そんな趣があって、見る前から感慨深いものがあった。
いい試合だった。ダベ相手のエナンは、いつもストイックなプレイを見せる。第2セットは先にブレイクを許して13となる。そこで粘ってすかさずブレイクバックして23とした。そして4オールからブレイク。スコアは64,64。この試合の一番の見せ所はセットマッチの後にあった。ネット越しに二人は22センチの高低差をものともせず頬キスを交わした。こういうシーンを初めて見た。おそらく本当に初めてなのではないか? 1999年からの長い歳月を共有して、ふたりはついに、こういう関係になったのかと感慨ひとしお。ダベが来年のUSOに出てくるのかどうか誰にもわからないだけに、その光景はよけい胸に迫るものがあった。

セミファイナルは、今大会の台風ガール、ヤンコビッチ。クズを破り、デメに圧勝して勝ち上がってきた。いや、この試合がまたなんともこりゃ。
エナンはダベ戦の第1セット終了後、トレーナーを呼んで背中のケアをしてもらっていた。会見によるとrib(肋骨)が痛いということだったが、明らかに背中に来ていた。試合が始まってすぐ、エナンの動きが鈍いと感じた。ポイント間の足取りまで、のろのろとかったるそうだ。そしてサーブが入らん! 第1セットはブレイク合戦のあげく46。第2セットもブレイク合戦だったが、エナンがキープできずに24。ヤンコビッチの伸び伸びしたプレイといい、エナンのエラーといい、スタンドの雰囲気といい、アップセット! の雰囲気がぞわぞわぞわ〜と出来上がりつつあった。第7ゲーム、ラブ30とするも追いつかれ、そしてヤンコビッチにゲームポイントが来た。そのファーストサーブのフォルトの判定に、ヤンコが主審にクレームをつける。「あなた、ちゃんと見てるの?」。首を振り振りのセカンドサーブはネットにかかる。ここを見逃すエナンではなかった。ブレイクバックに成功。誰もが思った、ヤンコはなぜあそこであんな下手をしたのだ? と。
エナンはその後もダブルフォルトが止まらず12本を数える。しかし4オールとした第9ゲーム、エナンにエナンが入った。デュースになってからも先にアドバンテージを握るのはヤンコ、しかし5回目ぐらいだろうか、のデュースで、ついにエナンがアドバンテージを握る。そのブレイクポイントに痺れた。両者動き回った果てに、ヤンコがネット際から打った球にエナンが下がりながら追いついて、半身になりながらのフォアで抜いた。ブレイク! 勝負あった! その後エナンはゲームを取り続け、ヤンコは1ゲームも取れずに終わった。

オマケだが、試合後のヤンコビッチの会見がふるっていた。「(エナンが)いかにも背中が痛いわってふうなのよ。でもリードし出してからは凄いサーブとか打ってくるし。私だって数日前まで靴のひもが結べないほど背中が痛かったのよ、、あーこれについてはノーコメント」って何が言いたかったのかよくわからないが。

ともあれ、ある意味、凄まじい試合だった。勢いに乗った若手のアップセットを逃れた海千山千の手練れ。端から見ればそういう試合なのだろう。負けると思った。いかんせんエナンの動きが悪かった。ちらっちらっと背中に手をやる。そのちらちらに、私はエナンのプロ根性を見る。ヤンコビッチは「痛そうにしてたわ」発言をしたが、テレビで見る限り、エナンは極力それを見せないようにしていたと思う。実際、ワウワウではあの試合、エナンの背中について一言も言及していない。それはそれでちょっと鈍すぎると思ったが。とにかく、そのエナンの小さな仕草に、彼女が負わされた教訓を見るようで、痛々しくも健気に見えてならなかった。エナンは過去に、「調子悪いフリをして相手を惑わして勝つ」ダーティーな作戦を取るという批評をされている。2003年、エナンが本当に強くなり出した頃の話だ。100%根拠なしだが、たとえそれがただの誹謗に過ぎないとしても、エナンはそんなこと二度と言われたくなかった。だからエナンは試合中に、痛みを周知にするような仕草を抑えるようになったのだと思う。AOのファイナルでもそうだ。お腹が痛い素振りなど、これっぽっちも見せなかった。

4大会連続ファイナル進出。私は感激していた。同時に、この時ばかりは泣きたくなった。エナンは背中を(肋骨?)を痛めている。決勝は翌日だ。回復するわけがない。2003年の時とはワケが違う。あの時は「疲労」だった。今回は「痛み」である。ここまで、これほど素晴らしいテニスを、文句なし最高のプレイを見せてきたエナン。なのに身体がついていかない。あと1試合、なのに!

決勝戦、期待できるのはエナンの開き直りだけだった。シャラポアも今大会絶好調だったし、これまで勝ち星のなかったモレスモを下して意気揚々、完全にフィットしていたからだ。
第1セット第1ゲームをブレイクしたのはエナンだった。20とする。しかしすぐブレイクバックを許した。シャラポアのサーブの調子が上がり、ストロークもネットもすべてよしだった。対するエナンは、やはり本調子とはいえないプレイ。悪くもないがよくもない。リターンから攻めるパターンがほとんどなく、攻め手に欠いた。この試合、中盤からエナンはベースラインから下がりすぎている。普段ならもっと詰めているだろうところで下がったままだった。逆に詰めてきたのも、果敢な攻めを貫いたのもシャラポワである。じわじわとゲームが詰まっていく。私は、どうしようもなく追いつめられていくエナンを見た。

試合後の会見で本人が述べているように、アグレッシブさに欠けていた。サーブの違いもあったが、何よりそれが一番の敗因だったと思う。
決勝戦でアグレッシブになれないエナンというのは、ファンからすると?をいくつ並べても足りないほど不可解なものだ。ファンとしては、背中の違和感がメンタルの弱気を生んだのだろうと思いたい。決勝で100%の力を出せずに負けるのが2回続いた。やはり3週連続の試合は無理なのか。シャラポアのプレイがよかったのも確かだ。しかし、あんなにあっさり負けるほどスーパーだったとは思えない。何かが欠けていたエナン。グランドスラム4大会連続ファイナルの快挙にも、悔しさばかりが残った。優勝しか喜べないファンというのも、ちと辛い。
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2006年12月16日

エナン観戦記その3

〜ウインブルドン〜取り残されて〜

フレンチオープンを注文通り取り、エナンの生涯グランドスラムなるかどうか!? が注目されたウインブルドン。
昨年の1回戦負けの教訓なのか、前哨戦のイーストボーンに初エントリーしたエナン。セミでまたキムと当たり3セッターで勝ち、ファイナルではミスキナとまたも3セッター。逆転勝ちで優勝してしまう。おいおい、そんなに試合して大丈夫なのかよ? とスタミナを心配しながらも、やはり優勝は気分がいい。今回もエナンは思いきり優勝候補に挙げられてウインブルドンに乗り込んだ。

NHKで初戦をライブで見られた。試合に入る前から、真新しい白ウエアのエナンがあまりに格好よくて感激。エナンのためだけにしつらえたような、アディダスらしい細身のデザインに、エナンがぴったりフィットしていた。そして何よりも表情の引き締まっていること、形容しがたい。テニスの王子様どころではない。今思えば、フレンチから試合が続いて、単に頬がコケていただけかもしれないが、顔つきが一段とシャープになっていた。
試合内容も上々。サービスよし、ネットよし、ストロークよしである。こりゃ、ほんとに取ってしまうかもと思った。ここでキャリア・グランドスラムが実現してしまうかも。もちろんそれを望んでいるのだが、その時一抹の寂しさを感じたのも確か。ここでウインブルドンを取ってしまったら、その後エナンはどうするんだろう? と要らぬ心配をしたのだ。

いちばん楽しみにしていたのはクオーターのヒンギス戦。しかし3回戦で杉山に敗れてしまう。仕方ない、でもこれでクオーターの杉山戦は放送枠完全もらいだ! と切り替えていたら、今度は4回戦で杉山がブレモンに敗れる。おかげで4回戦ハンツコワ戦の放送枠は杉山戦に取られるわ、クオーター(ブレモン戦)は録画になるわ、さらにはクオーターらしからぬ凡戦になるわで、いいことなし。
この大会のエナンはセミまでノープロブレム状態だった。ただ4回戦あたりから、徐々に疲れは出始めていたようである。相手が弱かったから、あっさりと勝ってはいた。だが、クオーターのブレモン戦ではすでにダブルフォルト連発。不安定要素が顔をのぞかせていた。
セミは、またもキム戦となった。キムに先に先にブレイクされる展開だったのだが、終わってみればストレート64,76。これもキムがまたお決まりのように凡ミスをしてくれたからだと思う。ネット越しのキスはなく、さすがにキムもムッツリした顔。この試合もサーブを除けば、エナンのショットはキレキレだったし、動きもシャープだった。しかし決勝戦では、このサーブが明暗を分けた。
決勝はモレスモ戦。ファンもメディアも、どちらかというとシャラポア対エナンを期待していたと思うが、モレスモがついにセミの壁を突破してきたということで、因縁のAOリマッチという沸き方に切り替わった。私も相手がモレスモとなった時点で、リベンジ行けるぞ! モードに入った。
ファーストセット、エナンはほぼ完璧なプレイで62でゲットする。しかし、それからは何だろう。エナンが急に落ちる。少しずつ動きが鈍く、少しずつコースが甘く、エラーが止まらない。解説の伊達公子が第3セットに指摘した、「サーブの時、背中の反りがなくなっている」と。サーブの足腰のためが小さくなっていた。レットが続出する。サーブだけでなく、レシーブでも反応が鈍くなる。読みがやや悪いとも思ったが、ワイドでもセンターでもうまくヒットできない。バックに来た強烈なサーブを押し返せず弾かれる。エナンの調子は最後まで戻らなかった。
モレスモはいいところでサーブを決め、いいところでネットに詰め、ネット際で素晴らしい技を見せた。明らかにエナンよりいいプレイをしていた。それでも最後のゲームまで勝敗の行方は分からなかった、と思う。エナンが苦労しながらも54とした時、まだ何が起こるかわからないと静かにテレビを見守った。
第3セット第10ゲーム。サービングフォーチャンピオンシップ。第3ポイントのセカンドサーブが、サイドラインにかろうじて乗ってエースとなる。あれはないよな。しかし次のポイントでは、エナンのポーンと上がったリターンがベースラインぎりぎりに入る。30オール。まだわからん。ぐっと画面に目を凝らす。その次、モレスモがサービス&ボレーを見事に決める。チャンピオンシップポイントはセカンドサーブになった。身構えるエナンの左手がキャップの庇をグイとつかむ。次の一球に賭ける。いいリターンをして、いいフォアで攻め込んで、だが次のフォアが、チャンスボールだった、、ネットにかかる。試合終了。モレスモが跪いて歓喜した。

この試合は、今年一番残念な試合だ。なぜ第1セットをあれほど気分よく取っておきながら勝てなかったのか? 
試合後の会見で、エナンはその理由を話していない。モレスモのサーブが良かった、自分はアグレッシブに行けなかったと言っているだけだ。その後、カルロスの「ジュスティンはまだウインブルドンに勝つ準備ができていなかった」というようなコメントを読んだ。エナンにはまだウインブルドンを取るだけの精神的な準備ができていない-----、そんな風に読めた。
そのカルロスのコメントに、少しだけ救われたような気がした。
エナンはメンタルで勝ってきた選手だ。技術はもちろん第1級だが、エナンはそれだけで勝てる選手ではない。あのリスキー極まりないプレイスタイル、あれで勝てるのはメンタルでの優位が付随してのことだ。あのショットがすれすれでネットを越えて行くのも、ギリギリでライン際に落ちるのも、イチかバチかのショットが当たるのも、エナンが極限まで神経を研ぎ澄ませているからだ。ここがエナンというプレイヤーの特異なところだが、ひとたびそのメンタルにちょっとでも隙ができれば、球はネットにかかり、ラインを割る。
フィジカル面でいえば、エナンは少々疲れを感じていたという。見ていても、それは十分に感じられた。あのサーブの打ち方を見るに、多少背中に来ていたのではないか? エナンの体力は頼りない。
エナンが初めてグランドスラムのファイナル進出を果たしたのがウインブルドン2001。それから5年が経ち、そのタイトルだけが残ったままだ。エナンの悲願になってしまったな、ウインブルドンは。
今のところ、2007年のスケジュールにイーストボーンは入っていないようだが。前哨戦で芝に慣れるか、ぶっつけ本番でスタミナを温存するか、悩ましい選択は来年も続く。

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2006年12月14日

ダベちゃんおめでた

ダベンポートの妊娠が発覚!
来年の春だか初夏に生まれる予定だそうです。4〜5月でしょうか? おめでとうございますですね。

"I hate the word 'retirement,' but this season was such a struggle physically for me, and I can't imagine playing again," Davenport said
(ESPN)

「引退という言葉は好きじゃないけど、今シーズンは肉体的に厳しかったわ。またプレイすることは考えられない」
今後プレイ予定は、ノープランだそうです。
それにしても寿退社みたいな、なんと微笑ましい女の花道でしょうか。ダベポらしい。もう迷う余地もありません。

"For the 2½ years since then, I've been dealing with it," she said. "It didn't matter how I did. … 'So if you win here, are you going to retire? If you lose here, are you going to retire?'
「2年半、毎試合、この試合に勝ったら引退する? この試合に負けたら引退する? を繰り返してきました」

最後となった今年のUSOPEN、その最後の相手はエナンだったわけです。
グランドスラムで、エナンが最初に負けた相手がダベで、ダベが最後に負けた相手がエナンということになりました。
エナンをパワーテニスに対抗できる強い選手にしてくれたのはダベポですから、本当にどうお礼を言っていいかわかりません。
ありがとうダベポ、そしておめでとう!



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2006年12月13日

ITF World Champions

エナンとフェデラーがITFの2006年最優秀選手に選ばれました。
Federer and Henin-Hardenne named 2006 ITF World Champions
ITF

Henin-Hardenne becomes Women’s World Champion for the second time, having previously received the honour in 2003, and narrowly edges out Amelie Mauresmo. In a season interrupted by illness and injury, the 24-year old reached all four Grand Slam finals, capturing the title at Roland Garros, and went on to win the season-ending championships. She captured a tour-high six titles for the year and also helped Belgium reach the final of the Fed Cup by BNP Paribas.

Henin-Hardenne said: “I would like to thank the ITF for this recognition, which is a great honour. Tennis is played throughout the year, and to finish number one demonstrates a consistency and the ability to perform at high levels for the whole season. This is an accomplishment that I am extremely proud of.”

男子はフェデラー以外に考えられませんが、女子はエナンかモレスモか際どい選考だったようです。グランドスラムの出来ではモレスモの方が上でしょうから、決め手はフェドカップでしょうか。ファイナルまで行って、シングルスでは4勝をマークしましたから。
エナン「ナンバー1で終えられたのは、安定してシーズン通してハイレベルのプレイができたことを示しています。この賞をとても誇りに思います」

2003年にも受賞しています。たしかに歴代の受賞者リストを見ると、有り難みがわかりますね。
Roll of honour
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2006年12月12日

エナン観戦記その2

〜クレーシーズン〜ペトロワの涙を横目に〜

エナンのローランギャロス優勝の伏線となったのは、意外にもさんざん揉めたフェドカップの試合だった。結果論だが結果オーライ。
全勝のチャールストンでシュニーダーにまさかの逆転負けをして、ぎょっとさせたエナンは、ディフェンディングチャンピオンのワルシャワを欠場。その前週のフェドカップを前哨戦のひとつに位置づけた。開催地はエナンの地元シャルルロワ。3年ぶりのキムとアベック出場。フェドカップなんていらんと言いながら、私は大いにワクワクしてライブスコア観戦で盛り上がることに。
相手はディフェンディングチャンピオンのロシア。クオーターだったが実質上の決勝戦。第1戦のペトロワ戦は激戦だった。その前の試合でキムがデメにストレートで負けて、エナンは負けられない状況に置かれていた。当時クレーで2連勝中と絶好調のペトロワに、ファーストセットダウンからの逆転勝ちを収めた。二日目、キムがキリレンコに勝ってベルギー2勝1敗。勝利を決めるエナンのデメ戦は圧勝だった。あとでダウンロードしたビデオを見たが、この試合のエナンはスーパーだった。全開モードに入った時の強さを、まざまざと見せつけた一戦だった。
しかもエナンとキムのダブルスというオマケつき。相手はサフィナ+キリレンコ。エキシビと化したこの試合、エナンとキムが同じ側のコートでプレイしているという一点にのみ注目が集まり、結果は二の次、三の次。見事に負けた。それにしても前衛で構えるエナンの姿に萌え〜った。おそらく私が見られる最初で最後のキムとのダブルス。約1ヶ月後、スカパー!のJ sportsで見ることが出来たのだが、勝敗に関係ない試合をまるまる放送するのは異例のことだと思う。J sportsは、これがお宝マッチだということがわかっていたようだ。エキシビ状態なのに、解説のエナンファンの長塚京子が、やたらとマジに取り上げていたのがミスマッチで面白かった。

5月のジャーマンオープンは2年連続エナン対ペトロワの決勝となった。ペトロワという選手はハードが得意なようでいて、もっとも成績を残しているのがクレーという、よくわからない選手である。まさかここで2年連続ペトロワを相手にするとは。しかもファーストセットアップから逆転負けをしてしまう。これは少々ショックだった。なにせジャーマンオープンはエナンの十八番だからして。

そして迎えたフレンチオープン。エナンのドロウ運の悪さは如何ともしがたいものがあるが、ここでもその悪運を如何なく発揮し、第5シードエナンは、見事に第3シードのペトロワの山を引いた。
私の優勝候補はエナンの次にペトロワとなぜかモレスモ、その次にキムとクズだった。メディアは思い切り「ヒンギスも!」と持ち上げていたが、せめて「ダークホース」と言ってほしかった。
この大会は、トップテンのアベレージプレーヤーだったペトロワが初めて優勝候補の一角に挙げられた大会だ。しかし、ここでペトロワを不運が見舞う。大会直前の練習中か、詳しいことはわからないが、どっちかの脚の腿だか付け根を痛めてしまう。そして1回戦、日本の森上にまさかの敗退を喫した。第1セットを取られたあと、ペトロワはベンチに座らず、コートの隅でうつむいて佇んでいた。大会直前まで絶好調だった選手が、初戦ではるか格下の選手にセットを取られる。2002年にエナンの初戦負けを見てきているだけに、ペトロワの無念を噛みしめるような顔が、なんとも痛ましかった。

かくして実質上のファイナルと目されたエナン対ペトロワのクオーターは流れた。エナンの4回戦はミスキナ。これは日本時間で深夜1時頃から始まったと思う。ファーストを61で取り、セカンドも50としたときは、日没はまったく問題にならなかった。しかし、その後のサービングフォーマッチからゲームが取れない。ミスキナのエラーが減り、しぶとく返し出し、結果エナンのエラーが増える。54になった時は、かなり薄暗い状態だった。現地で9時近く。迫り来る日没を前に、3度目のサービングフォーセットでようやくケリをつけた。ローランギャロスの第4試合というのは、かくもハラハラさせられるものかと思い知った。
クオーターはドイツのグロエネフェルド。この試合はヒンギス対キムの試合と同時並行だったため、テレビでヒンギス戦を見ながらのスコア観戦となり、どっちにも集中できず落ち着かない。しかも第1セットはブレイク合戦を繰り広げており、落ち着かない。かなり競っていたが、第2セットは押し切った。
そしてキムとのセミファイナル。今年初の二人の対戦。私は五分五分だと思った。これまでグランドスラムで3連敗しているキムが、ここでは開き直ってガンガン来るだろう、勢いに乗ってしまったらヤバイだろうと思っていた。蓋を開けてみれば、いつものキムだった。大事なポイントでミスり、そのあとも凡ミスをしてくれる。エナンはいつものようにグイグイ攻め、いつものように勝った。圧勝だった。

決勝の相手はバイディソワを破ってきたクズ。昨年の4回戦でエナンからマッチポイントを握った選手。対戦成績10勝1敗。ということで、下馬評は圧倒的にエナン有利だった。しかし、いつだってクズは怖い相手だ。それに完全にアンダードッグのクズにはプレッシャーがない。
第1セットの立ち上がり、クズは堅くて凡ミス。そこをついてエナンはさっさと2ブレイクアップの41に持って行った。そこからブレイクバックを許すあたりがエナンである。第1セットは無難にゲットしたものの、ラリーが長くなるとクズが制する展開だった。その流れはセカンドも続く。途中でスタッツが出たが、8本以上のラリーになると、圧倒的にクズがポイントしていた。エナンはいつの間にラリー戦でこんなに弱くなったのか? バックがうまく効かない。解説の丸山薫氏によると、クズのスピンのよく利いた重たい球が、エナンの打ちごろよりボール2つ分ぐらい高く跳ねているという。セカンドは0−2になった。しかしなぜかここでクズが凡ミスを連発する。おかげでブレイクバックできた。ハイライトは3オールからのクズのサーブの第7ゲーム。エナンが意を決したかのように怒濤の攻めを見せ、それがドンピシャで当たる。デュースコートからのセンター寄りに入ったセカンドサーブをバックで返して、それはいい当たりでもないのに、そのままネットに詰めて取ったポイントに痺れた。そこで出るかよ! この1ポイントに、今年のRGのエナンのすべてが凝縮されていたように思う。そこでそういう攻めができ、そういう取り方ができたエナンの勝利だ。

すべてストレートセットということで、この大会、エナンが負けそうな場面は一度もなかった。ファンとはおかしなもので、試合が始まる時はいつでも2セットで無難に勝ってくれと願うのに、勝ってしまえば、息詰まる接戦もひとつぐらい見たかったな、などと思う。しかし今大会、エナンをそこまで追い込める選手はひとりもいなかった。この大会のエナンは、それほどスーパーだったわけではないと思う。ノーマルときどきスーパーという印象だ。でも違うのだろう。ワウワウのダバディーが紹介した誰かのコメントにあるように、エナンは誰よりも「一段上」だった。
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2006年12月10日

エナン観戦記その1

せっかくのオフシーズン、エキシビも終わったことだし、この素晴らしき2006を総括したい衝動に駆られる今日この頃。

エナン観戦記その1〜白い稲妻〜

単にウエアのせいだが、前半のエナンは白である。ローランギャロスでは薄いピンクと白の、少しなよっとした感じのウエアだった。決して似合うとは思えなかったが、見慣れてしまった。
思い起こせば1月のシドニーは、赤いウエアで登場したのだった。右脚ハムストリングの怪我明け、約4ヶ月ぶりに見たエナンは、2005年から比べて一回り半ぐらい細くなって、2003年に近い体型に戻っていた。私にとっては嬉しい薄型化。私はぺらぺらしたエナンが好きだ。
そしてシドニーの初戦が、復帰ホヤホヤのヒンギスだった。見たくても見られなかった二人の対戦、のっけからのお宝カードに心が躍った。こいつは春から縁起がいいや!
その試合をダウンロードしたビデオで見たのだが、ヒンギスのサーブで始まった第1ゲームの第1ポイントを、エナンはバックのウイナーで取っている。そして続く第2ゲームの自分のサーブはエースで入ったのだった。縁起がよかったのだ、しょっぱなから。6−3,6−3の無難な勝利。そして何より、試合後の会見の「どこも痛みがなくプレイできるのは7ヶ月ぶりだ」というコメントが嬉しかった。
決勝のスキアボーネ戦は3時間ほどの長丁場のあげく逆転勝利を収めた。その逆境型勝ちパターンに、私はエナン全開の兆しを嗅ぎつけ、いきなりAO優勝期待モードに入ってしまった。

2年ぶりのオーストラリアン・オープン(AO)。この大会のドロウは凄かった。エナンの入ったトップハーフは、ビーナス、ダベンポート、シャラポアというヘビー級だった。しかし4回戦で当たるはずのビーナスが初戦敗退し、またも二人の対戦はお流れに。残念と言いながら、半分ホッとしたところもある。
この大会、エナンのウエアは白に近いブルーだった。オーストラリアの強い日射しのせいか写真では真っ白に見え、なんでエナンは体操着を着てくるんだと思った。テレビで見たら、淡いライトブルー。その淡い雰囲気のせいか、エナンはやけに青白く、ちっとも強そうに見えない。
しかしクオーターのダベ戦、セミのシャラポワ戦はいずれもファーストセットダウンからの見事な逆転勝ちだった。素晴らしい激戦だった。ダベ戦では、こちらも緊張しすぎ、飲み続けたコーヒーに胸がむかついた。特にシャラポア戦、殊に第3セットは、これまで見た中で1,2を争うハイクオリティー。シャラポワがこんなに上手くなっているとは。負けを覚悟した。そしてエナンのフットワークのずばしこさは尋常ではなかった。あんなに速いエナン、見たことがない。こんなに素早い女子選手がかつていただろうか?

この大会、エナンは決勝リタイアという衝撃的な幕を引く。おそらく将来に語り継がれるであろう、強烈なインパクトを残して終わった。
数日前から(2週間前かもしれない)肩の痛みを抑えるために飲んでいた痛み止めが、ついに胃に来てしまい、腹痛を起こしたのだ。
実は私は、初戦か2回戦あたりで何度かエナンが右肩を押さえる仕草を目にして、ちょっと気になっていた。しかしインタビューでは何も語られていなかったし、QFとセミでは、もうその仕草は見られなかったので、まさか肩がそんな状態にあったとは決勝戦後の会見を見るまでわからなかった。おそらく、見ている誰にもわからなかっただろう。知っていたのは本人とチームだけだったのだろう。
リタイア後、ベンチでタオルを被って頭を抱えたエナンの姿が、今も強烈に残っている。まるでそうやっていないと頭が落ちてしまうかのように、がっちりと押さえ込んでいた。そのあとの涙目も忘れられない。あの時、エナンはベンチにじっとしていないで、一度コートから出ればよかったのに、と私は思う。どんな腹痛だったかわからないが、腹痛はつらい。横になりたかったはずだ。でもエナンはベンチから下がらなかった。表彰式のスピーチの声は力なく、やっと絞り出しているように聞こえた。

その後、アメリカやオーストラリアのメディアで噴出したエナンバッシングの騒ぎっぷりは、ちょっと例を見ない。1999年フレンチオープンのヒンギス対グラフの決勝後もこんなだったのだろうか?
エナンの試合後の会見が、マスコミの餌食となったのは間違いない。エナンは、モレスモに申し訳ないとは言ったものの、「あれ以上続ける理由が私にはなかった」と言ってしまった。ファンの私から見てもあれはマズかったと思うのだから、その他から見れば、とんでもないアマだ! ということになるだろう。ましてスポーツメディアにとって、こういう揚げ足取りは大好物。
しかし冷静に見れば、やはりあれは単なるバッシングでしかない。どんな状態だったのか、それは本人にしかわからないのに、エナンは負けたくないから棄権したのだろうと憶測をした上に、「あと4ゲームぐらいなぜできなかったんだ」とか「吐いたわけでも倒れたわけでもないじゃないか」とか、論旨として稚拙きわまりない。ふつうなら名誉毀損ものだ。ただ、エナンが「グランドスラムの決勝でリタイアしたマレに見る選手」として記憶に残ることは確かだと思う。ファンもそれを受け入れなくてはならない。

決勝戦前夜、エナンは痛みのため眠れなかった。夜中の3時頃にドクターを呼ぼうかと考えたが、やめた。「もしこの状態をカルロスが知れば、絶対に決勝戦には出させないだろうことはわかっていたから」と、エナンは言っている。エナンはどうしても決勝戦を棄権したくなかったのだ。
思いもかけぬ形でAOは終わった。エナンほど予想外のことをする選手はいない。今回も世界中の誰ひとり予想できないことをやってのけたのだった。ともあれ私は、セミのシャラポア戦のエナンのスーパーな動きと、以前より増したように見えるショットの威力に感動していた。問題は、この激烈なバッシングを受けたエナンが、どう立ち直ってくるかであった。まさに逆境クイーンの見せ所だった。

そしてエナンは見事な結果で応えた。AO後に出場した大会で、またもシャラポアを破って優勝カップをドバイの夜空に掲げたのだ。ドバイでは3連勝である。その後の会見でエナンは、「あのバッシングには傷ついた」と初めて打ち明ける。当然だろう。エナンは繊細なのだ。そして反論ひとつせず、優勝という結果だけでバッシングを封じた。優勝ひとつで封されてしまうようなバッシングに、そもそも意味などない。
まあ、そもそもプロスポーツはエンターテインメントの部類だから、いろんな批判は出て当然だし、むしろその方が健全だ。
それにしてもエナンはよく叩かれる。ファンから見ると、「なんで〜?」という些細なことで叩かれる。エナンはそういうキャラなのだ。叩きたくなるほど、そこで勝つかよ! という試合で憎らしいまでに勝ってきたからだ。批判は人気と強さのバロメーター、そう思うとバッシングも捨てたモノじゃない。むしろ、いつまでもつい叩きたくなる強い選手でいてほしいと思う。

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2006年12月09日

ユネスコin RG

12月14日にエナンのユネスコのスポーツチャンピオン指名式典が行われます。会場はパリのローランギャロスだそうですよ。

Ceremony to designate Justine Hénin-Hardenne UNESCO Champion for Sport
SFC

アンチ・ドーピング啓蒙モデルとしてエナンは選出されました。
ほかに、柔道のドイエ、F1のシューマッハ、棒高跳びのブブカ、オリンピックおアイスホッケーチャンピオンVyacheslav Fetisov 、ボクシングチャンピオンthe brothers Vitalyi and Vladimir Klitschkoが選ばれています。
女子は初めて?
テニス界でもここ数年、ドーピング検査で陽性が出て出場停止になった選手が数人います。ドーピングリストに上がる薬物も年々増加の一途、選手は風邪薬ひとつにも気を遣います。エナンのようにウイルス性疾患の持病があるような選手は、ことさら気を遣わなくてはならないはずです。アンチ・ドーピングのモデルに指名されたのは、エナンにとってもいいことだと思います。
具体的にどんな活動をするのでしょうか? ポスターとかに出るのかな。

posted by ochappa at 21:57| Comment(5) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月07日

Le Soir記事

WTAworld.comのエナンスレにポストされたものです。
Le soirに掲載されたフランス語の記事で、pigam君が抜粋英訳してくれたものです。
2006シーズンが終わって、「今だから言える」がいっぱいです。

■link: http://pronotennis.4.forumer.com/ind...e=post&id=2190

intro
The appartment (in monaco) is pleasant. but nothing too fancy. With it's location above the famous formula 1 tunnel, it offers a great view on the harbour. On her computer: different fotos of her most recent holidays. In the middle, her dining room. On her couch, a book called "finding happines", by Douglas Kennedy. Should this be considered a sign? On her coffeetable, a little statue of Tintin, bobby, captain haddock and professor tournesol. Next to her plasma screen TV, another Tintin object: the rocket she received after her victory in RG. On the balcony, a plant. A plant that was probably green in a far forgotten past, but that hasn't seen a sprinkler in ages.
"in march, we'll move", she announces. "there are constantly construction works going on and the rent is just too high. even if I can easily afford it, I have the feeling the asking price just isn't right."
■モナコの家について
エナンのモナコの家は居心地よさそうだ、しかしファンシーとは言えない。有名なF1トンネルの上に位置し、港の素晴らしい眺望が開ける。
彼女のカウチの上の本はダグラス・ケネディーの「幸せを探して」。コーヒーテーブルの上に小さなタンタンの人形、bobby(?)、ハドック船長、ビーカー教授。プラズマテレビの横には、もひとつタンタンのオブジェクト、ロケットですね、ローランギャロスの勝利の後にもらったもの。
「3月には引っ越すでしょう」「ここはいつも何か建築中だし、賃貸料はものすごく高いし。払う余裕はあるとしても、こんな高いのはまともじゃないと思うの」

... she enjoys Monaco...
But I do sometimes feel a little homesick, when i think about Belgium. But escpecially for PY it's great. Monaco really "re-launched" him.
Did it also relaunch the couple henin-hardenne?
"no because there was no need for us together to be "relaunched", but Monaco just makes things a lot easier between us. We're far away from all that's been said and written about us as a couple, and that's a good thing. in Belgium it had become impossible to live a normal life as a couple? Here, we can do a lot more, just the two of us.

「ベルギーのことを考えるとホームシックになります。でも、特にPYにとっては素晴らしい所よ。モナコは本当に彼を再起動させたわ」
エナンアルデンヌカップルも再起動したのかな?
「no,だって私たちには必要ないもの。でもモナコは私たちにとって何かとやりやすかったわ。いろいろ言われることも書かれることもないから。ベルギーではもうふつうに暮らせなくなっていましたから」

masters and carlos
The match inthe RR against Mauresmo was the truning point.
"After that match Carlos and I had a great discussion. He was never this positive with me than he was in Madrid"
However, the amazing tandem (HH-rodriguez) since 10 years, just crawled out of a very delicate episode. HH and Rodriguez were never close to breaking up, but there were some really tough times after her injury in Fed Cup.
"WE didn't see eachother for a whole month" admits Justine "Carlos left me alone to deal with my injury. He contacted me to know how it evolved, but nothing more. In madrid, ten minutes before my match against Sharapova, we talked about all of this. I just threw out everything I had in my heart and mind. I cried and I cried, because I was that emotional about it, and because I had the feeling that I had really let him down. When I walked out on court, I felt comforted and liberated."
■マスターズとカルロスについて
RRのモレスモ戦の後がターニングポイントだった。
「あの試合の後、私とカルロスは素晴らしいディスカッションをしました。カルロスがマドリッドで、あれほどポジティブだったことはないわ。」
10年にも及ぶ「エナン-ロドリゲス」タンデム号は破綻しそうになったことは一度もないが、フェドカップの怪我の後はとても辛い時期があった。
「私たちはまるまる1か月会わなかったんです。カルロスは怪我を私ひとりに治させました。よくなっているかどうか聞くために電話はくれましたが、それだけで。マドリッドではシャラポア戦の始まる10分前に、私たちはこれを全部話しました。私の思いと心に溜まっていたこと全部をぶつけました。泣いて泣いて話しました。私はすごくemotionalだったし、彼をすごくがっかりさせてしまったと思っていたからです。
コートに出た時、私はとてもすっきりして自由な気分でした。」

about amelie
It's funny, I actually bumped into Amelie on the seychelles. I know what she said about me in Madrid. We won't go out for dinner anymore, but atleast our relationship is "cordial" again. I don't regert one single thing about the AO, except for having played in that final. Because I put my health on the line there. But, if I hadn't have walked out on court, I also would have received the same critique, because I also would have spoiled amelie's happines. I just couldn't win in this situation. At 2-0 I didn't think about amelie for one single second. i only thought about me. If you're somechat close of a competitor, that is the way you reason on that moment. You don't have any other choice. However, i know the emotions of you first grand slam and I can understadn Ameliue's reaction."
■アメリーについて
「おかしいわね、セイシェルでアメリーとバッタリ会ったんですよ。マドリッドで彼女が私のことで何を言ったか知っています。私たちはもう一緒にディナーには行かないけれど、少なくとも私たちの関係は友好的です。
私はAOのリタイアに関して、ファイナルをプレイしてしまったことを除いては--、何ひとつ後悔していません。なぜなら私は自分の体を賭けに出してましたから。もしも私がコートに出ていかなければ、アメリーの喜びも台無しにしたということで、また同じように批判を受けたでしょうね。
私はただ、この状態に勝てなかった。2-0になった時、私はアメリーのことをこれっぽちも考えることができませんでした、自分のことだけで精一杯で。ほかに選択肢はなかったんです。私はグランドスラムの初タイトルがどれほど素晴らしいものか知っています、だからアメリーのリアクションについてもよくわかります」

about retirement
"I havn't set a date to retire. That would be probably in around 4 to 5 years. I'll do it when I feel like doing something else in my life"
■引退について
「引退の日は決めてないわ。たぶん4,5年先でしょう。ほかにやりたいことができた時がその時でしょうね。」

about her mum
"The tournament of Miami takes place in the period my mther passed away, and I give a lot of importance to this "anniversary data". I always suffer in Miami. i feel almost oppressed, smal and fragile."
A short silence.
"I really feel sad about my mum lately. As the years go by, memories seem to fade away or become more and more blurred. And I already did'nt hav too many of those memories! But, I feel the need to really keep them alive. Talking about her brings me closer to her. I think a lot about her when I'm on the court. Less so in my private life. During my semi final in Madrid, I asked her to give me strength. She was someone very strict, but very sincere, someone who gave her kids a lot of love."
■母について
「マイアミの大会は、母の命日の時期に当たります。母の命日は、私にとってとても大事な意味があります。私はいつもマイアミではよくないんですよ。なにか重苦しくて、小さくて、脆い感じがするんです。」
「最近、本当に母を想って寂しくなります。月日が過ぎるとともに思い出も遠くに、どんどんぼやけていってしまうから。もともと思い出はそんなにたくさんあるわけじゃないのに! その思い出たちを、しっかり覚えておかなくてはと思うんです。私はコートの上でよく母のことを想います。マドリッドのセミファイナルでは、私は母に力を与えてくださいとお願いしました。彼女はとても厳しくて、でもとても真摯で、子どもたちに惜しみなく愛を与える人でした」

her dad
"I owe my father a lot. And i really aknowledge what he did. but at the moment we had a dispute, everything becalme very hostile between us. When I received my first cheque in rosmalen, I didn't get anything! I really needed my freedom, and sadly I had to get it this way. As long as I play, I don't think the situation will change. Afterwards? I don't know. Who knows, maybe when i'll have kids of my own."
■父について
「父にはたくさんの恩があるわ。本当に有り難いと思っています。でも意見が合わなくなった時、何もかもが敵同士になってしまった。ロスマーレンで初めてチェックを受けた取った時、私は何ももらえなかったよ! 私は本当に自由を必要としてましたし、寂しいことだけど、私はこういうやり方でそれを手に入れたの。プレイしている限り、何も変わらないでしょうね。その後? わからないわ。もしかしたら子どもが出来たときかもね。」

Kim
"In madrid, she took me in her arms after my victory against Maria, and I felt that it was sincere."
■キム
「マドリッドで私がマリアに勝った後、彼女は私を両腕でハグしてくれたわ。とても純粋にね。」

rivals
"I will find other sources of motivation. All my rivals will force me to go up another level. really, o the point that my body just can't evolve any further. And of course, Carlos is there to make sure I don't rest too soon. I still have too many things to do."
■ライバル
「また別のモチベーションを見つけないとね。ライバルは私を次のレベルに引き上げてくれる。私の身体はこれ以上進化しないでしょうしね。それにもちろんカルロスが私を休ませないようにするわ。私はまだまだやることがあるんです」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜@@〜〜〜

AOの話を読んで、なんとなく微かに残っていたトガが取れたような。
アメリについても、とても正直に話していますね。
正直で繊細で、バカがつくほどマジメなエナン。
そしてキムとのハグは私も嬉しい。
それにしてもタンタンに出てくるbobbyってなんだっけ?

posted by ochappa at 22:00| Comment(9) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月03日

vote!

みなさ〜ん、またもやvoteの時間ですよ!

2006 Academy Athlete of the year
Presented by USA TODAY ということでアメリカのvoteです。
なんだかよくわかりませんが、vote!

posted by ochappa at 23:48| Comment(25) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月29日

11,100ドル

JHH-racquet_champs06_200.jpg

WTAで行われていたエナンのチャンピオンシップ・ファイナル使用ラケットの競りが終わりました。

いや〜、11,100ドルですよ! 130万円ぐらい。
Henin-Hardenne Signed Champs Racquet

過去のオークションリストを見ましたが、こんなに高いブツは過去にありません。Auction: 3259 という数字は何を示しているのか分かりませんが、これもダントツに多いです。
競りの掛け値表も公開されていて、それを見ると、最後まで2名が熾烈な掛け合いをしています。そのうち一人の名前が、venus williams。がはは。
来年のAOで、エナンのサイン入りのラケットで振り回しているビーナスが見られるかもしれませんね。

posted by ochappa at 00:37| Comment(22) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月25日

2006Rnakings

■Sony Ericsson WTA Tour Singles Rankings
(as of Nov 20, 2006)

singles_Numeric.pdf

Cur Name/Country RankPts / Tours

1 HENIN-HARDENNE, JUSTINE BEL 3998.00 / 13
2 SHARAPOVA, MARIA RUS 3532.00 / 15
3 MAURESMO, AMELIE FRA 3391.00 / 17
4 KUZNETSOVA, SVETLANA RUS 2523.00 / 22
5 CLIJSTERS, KIM BEL 2215.00 / 15
6 PETROVA, NADIA RUS 2189.00 / 24
7 HINGIS, MARTINA SUI 2018.00 / 20
8 DEMENTIEVA, ELENA RUS 1875.00 / 21
9 SCHNYDER, PATTY SUI 1578.00 / 25
10 VAIDISOVA, NICOLE CZE 1391.00 / 19

11 SAFINA, DINARA RUS 1390.00 / 21
12 JANKOVIC, JELENA SRB 1211.00 / 28
13 CHAKVETADZE, ANNA RUS 1144.00 / 22
14 IVANOVIC, ANA SRB 1053.00 / 19
15 SCHIAVONE, FRANCESCA ITA 1032.00 / 23
16 MYSKINA, ANASTASIA RUS 1000.00 / 18
17 BARTOLI, MARION FRA 988.00 / 33
18 HANTUCHOVA, DANIELA SVK 986.00 / 25
19 GROENEFELD, ANNA-LENA GER 922.00 / 28
20 PEER, SHAHAR ISR 894.00 / 23

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1)グランドスラムを獲った選手が上位3位。ということで、今年のイヤーエンドランキングは実力をきっちり反映していると思う。アベレージで計算しても上位3人はこの通りの順位だし。4位のクズも、グランドスラム優勝者以外では唯一のファイナリストだ。
グランドスラムを2つも獲ったモレスモが3位というのが、やや意外といえば意外。AOとウインブルドン以外では2つの優勝しかないからだ。

2)トップテンに、十代の選手がシャラポアとバイディソワの2人しかいない。2005年はシャラポアしかいなかったし、ダベンポート、ピアス、ビーナスが入っていたわけだから、それと比べれば平均年齢は下がっているだろうが、ここ2年、十代のブレイクスルーが見られない。
その代わり11〜20位にサフィナ、チャクベターゼ、イバノビッチ、ヤンコビッチ、グロエネフェルドなどの若手がごろごろ。いまいちインパクトに欠けるが、来年、このあたりが次期トップテン候補なのだろう。

世代的にはエナン/キムが中央にいるのが今のWTA。エナンはすっかり中堅になってしまった。来年は25歳。シャラポアも二十歳になる。ヒンギス27、ビーナス27、セレナ26。2007年は爛熟期だ。
posted by ochappa at 22:45| Comment(14) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月24日

2007schedule

WTAのOSに、2007年のトーナメントスケジュールが出ている。
2010年までにトーナメント数を減らすなどの「ロードマップ」も発表しているが、来年のトーナメントスケジュールは今年と変わっていない。
ツアー最終戦は11月初旬。
フレンチとウインブルドンの間は2週間。エナンにとっては、ここをあと1週間でいいから延ばしてほしいところなのに!
フェドカップのスケジュールも相変わらず、ウインブルドン直後、US OPEN直後に設定されている。何も変わっていない! ダメだこれじゃ。
2007 Sony Ericsson WTA Tour Calendar
TourCalendar.pdf


2010年までのロードマップの概要。
Big Steps Toward New Calendar Structure
■Key elements of the Roadmap include:

• Shortened season, ending in October
• Streamlined top level of tournaments with top players competing against each other more often
• Creation of four combined mandatory events with ATP
• Simplified ranking system
• Periodization – more breaks for top players after Grand Slams
• Reduction in number of Tour tournaments top players must play from 13 to 11

・10月末でシーズン終了。
・トッププレーヤー同士の対戦がもっと見られるようにする。
・ATPの出場義務大会との共催。
・ランキングシステムの簡略化。
・GS後のトッププレーヤーたちの休みをもっと取る。
・トッププレーヤーの必須出場大会数を13から11に減らす。

■to improve the player withdrawal situation.
The reforms include the following:

• Reduction of top player minimum tournament commitment requirement from 13 to 12 events, including two events to be chosen by the Tour for each player
• New standards that will mandate that all Tour fall season events shall utilize the same surface and same ball
• Doubling of player late withdrawal fines, up to a maximum of $40,000 for third and subsequent late withdrawal offenses
• Reduction of minimum player tournament commitment requirement for players who have been on the Tour for 12 years or more by one tournament
• Option for players aged 30 years old or more (as of January 1 of the Tour year) to have their minimum tournament commitment consist of only four Tier I events

・トッププレーヤーへの要請トーナメント数を、ツアーが選んだ2大会を含む13から12大会に減らす。
・秋シーズンのサーフェスとボールを統一する。
・遅いウイズドロオ(大会直前のという意味か)通知に対しては、3回目からは最低4万ドルの罰金。
・12年以上ツアーにいる選手は1大会、最小必要大会数を減らす。
・30歳以上の選手の最小出場大会は、4つのティア1イベントだけでもよい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

トッププレーヤー向けの変更項目が多い。2007年3月までに新カレンダーを検討するそうだが、要は来年は今年と変わらないということか。
テニス業界、商業的に大きいせいか、即変更というわけにはいかないようで。せっかくアジア各国にも広がった大会を潰すのも、しのびない。
私は4つのグランドスラム+前哨戦4+その他4の計12でいいと思う。US Open後は、チャンピオンシップ向けということで。もちろんエナンの出場が減るのはファンとして寂しいけれど。
posted by ochappa at 00:25| Comment(28) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月21日

ありがとうダイアリ

11月16日、エナンの結婚記念日に合わせたのか、OSにダイアリがアップされました。

■□■□

Justine's Diary- After WTA Championships Masters Madrid
16/11/2006:

Hello Everyone,

I'm leaving on holiday, but I'm taking a few minutes right before departure to write you. I lived heart pulsing weeks since my injury. I ran so quickly to make up for lost time. It was a little insane, the way I launched myself, but I left super happy with my victory there, and my return to #1. It's more than I could have ever hoped for.

ホリデーへ出発する直前に、みなさんに手紙を書きます。怪我をしてから心臓がドキドキするような数週間を過ごしてきました。失われた時間を取り戻すために、とても速く走りました。私が取り組んだことは少々狂気の沙汰でしたが、私の勝利とナンバー1に返り咲くスーパーハッピーを残してくれました。こんなに期待以上の結果を残せたことはありません。

I feel such immense happiness today able to leave on my vacation with spirits lifted, and set free. I gave everything these past weeks. Things could have turned out differently and pass me by, but it wasn't by chance - I did all the necessary hard work. I enjoyed myself on court in a way that I seldom did. There was nothing except existing on court, day after day. This is how I constructed my victory.

こんな充実した気持ちで、自由な気持ちでバケーションに旅立つことができて、とても幸せに思います。この数週間、私はできることすべてを尽くしました。結果は違った形になったかもしれない、でもこれは偶然ではなくて、私は本当に必要なすべてのハードワークをしたのです。私は、ふだんはほとんどできないのですが、コート上でエンジョイしました。毎日コートの上に立つ、それ以上のことは期待しなかった。それが私の勝利を形成したのです。

I shared really strong emotions with my team. There were Marc, Pierre-Yves, Carlos and my friends. It was incredible, and unlike any Masters tournament for me, I will always savour this. It was a week of tests in various situations, but I wasn't afraid; I felt confident. I wanted to benefit from my sheer happinesss in being there. I arrived with many questions, and left passing all the exams quite well.

私はチームのみんなと、本当に大きな喜びを分かち合いました。マルク、ピエールイブ、カルロス、友人たち。信じられないような、これまでのチャンピオンシップではなかったことです。私はこれからも、これを思い出すでしょう。これは、いろんな意味でテストでしたが、でも私は心配しませんでした、自信があったんです。出場できることだけで、かけがえのない喜びがあることが有り難かった。たくさんのクエスチョンがありましたが、すべての試験をとてもうまくパスできました。

Starting from today I will take a break from tennis for 15 days. I must look after, and strengthen my calf. Even on holiday I still continue to work, and train a bit. In any case, I will hold onto this beautiful feeling. I can relax, and be content that 2006 finished like this. It was a year filled with extreme emotions, and results as well. I was able to erase the black spots of my season, and I learned hard lessons too. It's the best year of my career, and I think that my continuous growth had enabled me to build. I don't want to look ahead to 2007 yet, there will be time for that a few weeks from now.

今日から15日間ブレイクを取ります。私はふくらはぎに気をつけながら強化しないといけません。休暇ではありますが、ワークと少々の練習は続けます。いずれにしろ、この素晴らしい気分を楽しむつもりです。私はリラックスして、このような形で2006年を終えられたことに満足しています。素晴らしい感激に、結果もですが、満ちた一年でした。ブラックスポットも消し去ることができたし、また厳しい教訓もありました。今年は私のキャリアで最高の一年ですし、私の成長し続けることが出来たと思います。今はまだ2007年のことは考えたくありませんが、もう数週間したら考えるでしょう。

I want to make a big point in thanking my fans for all the support during the season. I played a rather filled season, perhaps only 13 tournaments, but you weren't devoid of emotions! I received many messages and even if people don't believe this, I read the guestbook often. It gives me the desire, and the will to always move forward. It also encourages me in everything I do, and makes me want to do it for people who support me.

いつも応援してくれたファンに、心から感謝をしたいです。私は今年13大会に過ぎませんが、でもこの感動といったら! 私は沢山のメッセージを受け取りました、信じない人もいるかもしれませんが、私はよくゲストブックを読んでいます。それは私に強い願望(desire)を与えてくれます、いつももっと行こうという気持ちを与えてくれます。また、いつも私を励ましてくれますし、私を応援してくれるみなさんのためにがんばろうと思えます。

I thank you from the bottom of my heart, and let you rest. And I too will rest during the next few weeks, then it will be time again in January.

心の底からみなさんに感謝します。みなさんも休んでください。私もこの数週間は休むつもりです。そして1月にまた。

A big thank you to everyone, and see you soon!

Justine

■□THANKS JUSTINE ! ■□ HAVE A NICE VACATION !! ■□■□■□


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2006年11月19日

Final stats

■stats■

***************1set2set

1st serve%---- 62%(Henin)--61%(Mauresumo) / 61%--58%
Ace----------- 0本--2本 / 3本--0本
DoubleFault--- 2本--3本/1本--1本
1stServePointsWon----88%--50%/ 64%--33%
2ndServePointsWon----30%--56% / 33%--27%

1stReturnWon--- 50%--13% / 67%--36%
2ndReturnWon--- 44%--70%/73%--67%
BreakPoints---- 2/10--1/1 /4/6--2/3

(Total)
ServiceWon---- 62%--52% / 52%--31%
ReturnWon----- 48%--35% / 69%--48%
PointsWon----- 54%--46% / 61%--31%

Time--- 1h28m

〜〜☆〜〜★〜〜☆〜〜@@〜〜@@〜〜@@〜〜〜〜〜〜

1セット

モレスモのサーブで始まる。ガオラの中継が始まった時は、すでに試合前の公式練習に入っていたので、コイントスの結果はわからない。
ファーストゲームからエナンは火の玉状態。ベースラインからの攻防でさっそく15-40とBPを握る。そこからモレスモがサーブ&ネットに転じ、ピンチを切り抜ける。
第3ゲームでもエナンは0−30からデュースに持ち込む。ベースラインから逆クロス気味のストレートのフォアのウイナー。モレスモのエラーで3度目のBP。しかし次のポイント、高めのチャンスボールともいえるボールを思い切り叩いてネット。次もフォアを叩きすぎてロング。このあともう1回BPが来るが、そこでもフォアをミスヒット。エナン、えらく悔しがる。けっきょくデュース4,5回のあと、エナンのバックがロングで、モレスモがキープ。
エナンはなかなかブレイクポイントをコンバートできず、次の第4ゲームでいきなりダブルフォルト。いやあな雰囲気を感じるが、次をネットで取りきる。力は入りすぎている嫌いはあるものの、ナーバスは感じられない。4ポイント連取で2オール。
ここで陣営が映る。今日のピエールはアディダスのオレンジウエア(去年コリアが着ていたやつ)。
第5ゲームの第2ポイント。モレスモのファーストサーブ。インの判定でエナンがチャレンジ。うまく決まってやり直し。モレスモのダブルフォルトを誘う形になってラブ30。次はエナンのリターンがネットインでラブ40。BP3つ! この3本目。エナン、押され気味ならベースラインからバックのダウンザラインを決めて、7本目にしてようやくブレイク! 3−2
第6ゲームはダブりで始まりラブ30にしてしまうが、すんなり逆転して42。
第7ゲーム、すばらしいラリー、エナンの打ちまくりが続く。しかしモレスモが粘っこく返してくるので、エナンたまらずミスって終わるというパターンが続く。解説の神尾米によると「モレスモがエナンにうまく打たせていますね」。私の目には、エナンがイケイケ過ぎるように見えた。4−3。
第8ゲーム、エナンのサービスゲームでまたラブ30になる。ここでまたフォアを打ちすぎて15-40に。次のポイント、エナンはささっとネットに出るも、ボールをネットにひっかけ、ブレイクバックされる。4オール。
第9ゲーム。モレスモのミスで15−40.エナンにBPチャンス。しかしここでまたモレスモがいいサーブを入れて、甘く返ってきたところストレートに叩く。次はネットに出てきていいボレーで取る。デュース。モレスモがBPで引かないなあという印象強し。次のサーブ、センターラインすれすれアウトのコールにモレスモがチャレンジ行使。これが見事に決まってエースになる。すごいなあと思っていたら次がダブりで再びデュース。ここからモレスモが再びいいサーブ&甘く返ってきたレシーブをストレートに叩くも、ネット。エナン3本目のBP。これをまたもバックのダウンザラインに決めてブレイク!
ベンチのエナンは、でかいペットボトルに入ったコーラを麦茶で溶いたようなドリンクを飲んで、タオルを口に当てて前を見据えるいつものポーズだった。
第10ゲーム。ファーストサーブでまたネットに出てこようとする。フリーポイントで3ポイント簡単に連取。セットポイントはサーブ&ネットで仕留めた。6−4。

第2セット

第1ゲーム、モレスモのサーブ。このセットもエナンは始めからバリバリ。すごいバックのパッシング、すごいフォアのダウンザライン、すごいスライスの逆クロス。15-40からのBP、今度はリターン1発で決めた! 1−0。
ところが第2ゲーム。エースも決まった30ラブから。ダブリ1本、バックのエラー1本、フォアがネット。最後はフォアを豪快なフレームショットであらぬ方向に飛ばして、とっととブレイクバックされる。1−1。
この間、解説の神尾さんが「エナンが右肘を気にしている」と指摘。たしかに腕をぶらぶら〜とさせる仕草は見せていた。
しかしその後もエナンは打ち続けていた。一方、モレスモの球は深くてしぶとい。エラーが少なくて、ネットに詰めては堅実にポイントを取った。バックボレーやローボレーは、モレスモの方が1枚上手だと思う。
第4ゲーム、エナンのサーブ。ここもラブ30に持っていかれる。だが、サーブとネットで攻めて30オール。次のラリーはすばらしかった。エナンがベースラインからモレスモを左右に振った17本のラリー。取ったあとに「アレエ!」の大きな雄叫び。エースで締めて、2オール。
第5ゲーム。第1ポイントを取って気合い入れまくるエナン。次はリターンウイナーで2ポイント連取。モレスモのフォアがロングでラブ40。次を1本リターンミス。しかし次、ネットに出てきたモレスモのバックサイド、ファオのパッシングを見事に打ち抜いてブレイク。「アレエエ!!」のガッツポーズ、勢いあまって走ってベンチへ戻る。3-2!
ところが、第6ゲーム。エナンはネットを取り続け、打ち続けるのだが、エラーも出る。また15−40。1本エースで取り返したところ、モレスモがそのサーブにチャレンジ行使。しかしこのサーブはセンターラインにばっちり乗っていた。30−40。次もエナンはいいフォアを打って、ネットに詰めて、ボレーを深く入れたのだが、モレスモがランニングフォアでクロスの物凄いパッシング! エナンの目の前を切り裂いていった。3オール。
第7ゲーム。会場内もぶりぶりエキサイトしてくる感じ。第1ポイント、エナンがネットに詰めて取る。第2ポイント、モレスモのファオのエラー。モレスモがネットでポイント。第4ポイント、エナンのファオがベースライン近くに刺さって、モレスモが打ちそびれる。15-40。エナン、打ちに打って1発で決めた。ブレイク4-3!!
第8ゲーム。ここでも気合いが充満した感じのエナン、まったく疲れを感じさせないストローク。後ろから前にのめり込むようにして打つフォアがストレートにバリバリ決まり、サーブ&ボレーでもむずかしいボレーを決めて5−3。アレエ! 完全にゾーン状態。
第9ゲームはモレスモのサーブ。モレスモのフォアがサイドラインをわずかに割って0−15。エナンのファオが炸裂して0−30.エナンのフォアの打球音が違う。次もエナンがフォアで押し込んでから、するするとネットで決めて0−40.MP3本。セカンドサーブをバックで上から叩くが、サイドラインをわずかに割って15−40。MP2回目。モレスモのセカンドがサービスラインを明らかに越えてダブリ、ゲームセット。6−3!!!
エナンはダブったボールを打ち返すこともなく、両腕を挙げてガッツポーズ。ネットのところでモレスモと握手。エナンがモレスモの手を引き寄せるようにして、ここのところ二人の間で行われていなかった頬キスを交わす。
口の動きから「Thanks Amelie」と「Merci Amelie」と、両方言ったような。

第7〜9ゲームのエナンはゾーンだった。あれよあれよという間にモレスモを飲み込み、会場が固唾を呑んでいる間に、びゅーんと終わった。2003年USOPEN決勝戦の第2セットの後半が、こんな感じだったと思う。気迫が緊迫感を追い出すような、本当にいい顔をして戦っていた。







posted by ochappa at 15:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Final Results

http://www.sonyericsson-championships.com/1/en/results/

■RESULTS■

◆Sunday, November 12, 2006
Singles - Final
(3) Justine Henin-Hardenne (BEL) d. (1) Am四ie Mauresmo (FRA) 64 63

◆Saturday, November 11, 2006
Singles - Semifinals
(3) Justine Henin-Hardenne (BEL) d. (2) Maria Sharapova (RUS) 62 76(5)
(1) Am四ie Mauresmo (FRA) d. (6) Kim Clijsters (BEL) 62 36 63

◆Friday, November 10, 2006
ROUND ROBIN
Yellow Group
(1) Am四ie Mauresmo (FRA) d. (3) Justine Henin-Hardenne (BEL) 46 76(3) 62
Red Group
(2) Maria Sharapova (RUS) d. (4) Svetlana Kuznetsova (RUS) 61 64
(6) Kim Clijsters (BEL) d. (7) Elena Dementieva (RUS) 64 60

◆Thursday, November 9, 2006
ROUND ROBIN
Yellow Group
(3) Justine Henin-Hardenne (BEL) d. (5) Nadia Petrova (RUS) 64 64
(1) Am四ie Mauresmo (FRA) d. (8) Martina Hingis (SUI) 36 61 64
Red Group
(6) Kim Clijsters (BEL) d. (4) Svetlana Kuznetsova (RUS) 61 61

◆Wednesday, November 8, 2006
ROUND ROBIN
Yellow Group
(8) Martina Hingis (SUI) d. (5) Nadia Petrova (RUS) 64 36 63
Red Group
(4) Svetlana Kuznetsova (RUS) d. (7) Elena Dementieva (RUS) 75 63
(2) Maria Sharapova (RUS) d. (6) Kim Clijsters (BEL) 64 64

◆Tuesday, November 7, 2006
ROUND ROBIN
Yellow Group
(5) Nadia Petrova (RUS) d. (1) Am四ie Mauresmo (FRA) 62 62
(3) Justine Henin-Hardenne (BEL) d. (8) Martina Hingis (SUI) 62 67(5) 61
Red Group
(2) Maria Sharapova (RUS) d. (7) Elena Dementieva (RUS) 61 64





posted by ochappa at 14:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Finalビデオ

Greenyのコメントから抜粋します。
ガオラで見ていない方、下からファイナルのビデオがダウンロードできます。Thanks Greeny!

>>
BRITISH EUROSPORT courtesy ofイギリス人のエナン・フアンemramsdenさん

Part I
http://www.mediafire.com/?2ybzzgdwz12

Part II
http://www.mediafire.com/?1yi0hmtjm2z


posted by ochappa at 14:14| Comment(1) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月14日

Best ever(Update)

■Madrid WTA Championships hailed as best ever
Reuters

■Henin-Hardenne ends year on top of the world
Reuters

>>"I had the feeling that I couldn't play a lot of rallies during this tournament so I just wanted to take my chances and go for it.

■Awesome Henin seals Madrid title
BBC

>>"I played very aggressive and I really wanted this victory so I came out only to win it. I put a lot of pressure on every point."

■Fantastic finish
New No. 1 Henin-Hardenne celebrates with 6th title
Posted: Sunday November 12, 2006 1:27PM; Updated: Sunday November 12, 2006 11:43PM
(CNN)


>>Henin-Hardenne is the first player since Steffi Graf in 1993 to reach all four Grand Slams finals and the WTA Championships final in the same year, and only the fifth ever.
posted by ochappa at 00:23| Comment(39) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月13日

Final interview

■□□エナンのOSより■□■□□■□□

The Big Questions
「大きな疑問たくさん」
"I came here with a lot of questions in my head and I didn't know if I could be healthy and play five matches at this level in six days. I just didn't know what to expect, but it couldn't have ended better. I won the tournament and ended the year as number one. What more could I ask for? I'm just so happy right now. The key this week was being very aggressive no matter what happened. I did a lot of serve and volley. I went to the net and it really paid off. It's the first time I play well in the championships, and it's not my best surface but I proved I could play here and I played well on it".
ここに来たとき、たくさんの疑問がありました。6日間で5試合を、健康な状態でプレイできるのかどうかわかりませんでした。まったく予想がつかなかったんですが、でも、これ以上ない終わりになりました。トーナメントに勝ち、ナンバー1で終えることができて、これ以上、何が望めるでしょう。今はただただ嬉しいです。
今週のキーは、何があろうととてもアグレッシブに行ったことです。たくさんサーブ&ボレーに行きましたし、ネットにも詰めて、それがうまくいきました。今回、初めてこの大会でいいプレイができました。私のベストサーフェスではありませんが、ここでも私はいいプレイができることを証明できました。

Living For The Moment
「今を生きる」
"I don't want to think about next year. I want to enjoy the moment. Life goes by too fast, and if I start thinking about what's going to happen next year I think I'll miss very important emotions right now. It's been an unbelievable week. We didn't even know if I could play here 15 days ago, but we decided to give it a go and it's gone like a dream."
来年のことは考えたくありません。今を楽しみたいんです。人生はとても早い。もし来年のことを考え始めたら、今この瞬間の大事な喜びをミスってしまうでしょう。信じられない1週間でした。15日前までは、ここでプレイできるかどうかもわからなかったんですから。でも全力を尽くし、こんな夢のようなことが起こりました。

Rating 2006
「2006年の評価」
"I think I played 13 tournaments, got to 10 finals, had six victories and got in the finals of all the grand slams and won the French Open. I wasn't at my best level at Wimbledon and the U.S. Open, but I'm not going to think too much about that. I can say now that this has been the best season of my career, that's for sure."
私は今年13大会に出て、10回のファイナル、優勝6つだと思いますが、それから4つのグランドスラムすべてファイナルに行って、フレンチで勝ちました。ウインブルドンとUS Opneはベストの状態ではなかったけれど、それについてはそれほど考えすぎてはいません。今言えるのは、ホントに、今年は私のキャリアでベストシーズンであるということです。

Flight Plans For The Future
「来年のプラン」
"Wimbledon is a goal next year, but it's not going to be an obsession, that would be a mistake. Every time I walk on the court I want to give my best and it's going to be great."
ウインブルドンが来年の目標になりますが、それだけが目標というわけではありません。それは違いますね。いつでもコートに出たら、ベストを尽くしたい、それがすばらしいことなのです。

■□□□■■@@@@@■□

おー。エナンは自分の出場大会数やファイナル進出回数をスラスラ言いますねー。当たり前か。

今年はホントにエナンファンにとっても最高! 
今でこそ言えますが、今大会、私は最悪予選落ちを予想していました。今回も見事に裏切って@@心配した甲斐がありました! こっちもPay Offですよ。
posted by ochappa at 19:09| Comment(5) | TrackBack(0) | 2006Championships | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする